KGIとKPIの例
中小企業がウェブサイトで集客するとなると、最終目標を具体化(KGI)し、それに向けた細かな目標も具体化(KPI)しなければなりません。これだけでは分かりにくいでしょうから、例を挙げましょう。ある物販会社が月間セッション数千、月間受注数十件、売り上げ500万円をKGIにしたとします。その場合、KPIとして、アクセスの上昇、新規顧客数、購買率、顧客単価、リピート率等が設定できます。KPIの一つ一つには数値目標を設定する必要があるので、例えばアクセス上昇には数千アクセス、購買率には1%といった具合に個別設定します。KPIは数値に加えて、その数値の達成手段も書き加えた方が良いでしょう。アクセス上昇であれば「SEO」「PPC広告」「SNS」といった具体的手段を書き入れればよいのです。慣れてくれば、この具体的手段をさらに具体化することも短期間で出来るようになります。筆者であればSEO対策は「ロングテールキーワードを使う」、PPC広告は「リスティング広告」、SNSは「TWITTER」などと設定できます。このように、KGIとKPIを具体化していけば、徐々に自分がしなければならない仕事が見えてきます。ウェブサイトはただ作っただけでは誰もアクセスしてくれません。大事なのはアクセスしてくれるようなサイトを作ることです。そのためには、以上のような作業がどうしても必要になるのです。KPIとKGIを達成するためには、相応の費用が掛かります。中小企業にとっては痛い出費かもしれません。しかし何事も楽に手に入れられるわけではありません。ある程度の費用と労力を覚悟した上で、目標達成に向けて取り組むべきなのです。