レイアウト・構成担当者が気を付けること
ヘッダー、メインメニュー、コンテンツ、フッターといった基本要素の配置、構成が決まれば、コンテンツ担当者が作成した原稿を受け取り、それを基に最終デザインをイメージします。キャッチコピーや写真が用意されていれば、それも含めてイメージしなければなりません。イメージする時はワイヤーフレームを使用すれば捗ります。ラフ案でも構いませんが、自分で描けない時はアウトソーシングしましょう。ラフ案は上司や責任者に見せることになるため、いい加減に作ることが出来ないからです。因みにワイヤーフレームとは、レイアウトの設計図に当たるもので、制作担当者なら使用すべきツールです。さて、レイアウト、構成が確立したら、いよいよ細かなデザインを施して完成に近付けます。このデザインの工程には、いわゆるレスポンシブ仕様の導入も含まれます。レスポンシブ仕様とは、簡単に言えばPCでもモバイルでも見られるサイトを指します。レスポンシブ仕様のサイトを制作する時は、必ずPCの画面、スマートフォンの画面をイメージした上で、それぞれに合ったデザインを施さなければなりません。形だけでなく、サイズも重要になるため、タブレットとスマートフォンの違いにも注意する必要があります。レスポンシブ仕様の導入はそれなりのスキルが求められるため、自社で完結するのが難しい時はアウトソーシングします。最近は手軽に仕様変更できるテンプレートも販売されていますから、予算に応じて決めましょう。アウトソーシングする場合でも、丸投げするのは危険です。業者がレスポンシブデザインとコーディングに通じているとは限らないからです。仮に技術力があったとしても、自社の理念、企画を理解してもらう必要がありますから、何度も打ち合わせをしなければなりません。